Constructed Language · Chiko-go

ちこ語

ちこによる自作言語 ― 日本語からちこ語へ

日本語 ちこ語
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例文を試す

私は新しい神を愛したが、丸いと思う 私は猫を愛したので神になる 村を愛していたが猫を愛すようになった 私は神を愛する 私は神を愛した 彼女は水を待っていた 神が生きる 私は猫を食べる 彼は古い門にいた 世界は変わる 彼女は美しい光を見た [ちこ]は神を愛する [ちこ]においては水がある

文法規則

語順
S → O → V
主格(は・が)
語幹 + a
対格(を)
語幹 + us
属格(の)
語幹 + os
与格(に)
語幹 + i
造格(で・により)
語幹 + e
過去形
動詞 + is
未来形
動詞 + y
進行・反復
動詞 + wa
完了
動詞 + ja
名詞化
語幹 + ik
複数形
語幹 + er
ちこ語(Chiko-go) · ちこ 自作言語プロジェクト  ·  接辞順:① アスペクト ② 時制 ③ 名詞化 ④ 格変化

基本語順

ちこ語の語順は S(主語)→ O(目的語)→ V(動詞) です。日本語・韓国語・トルコ語と同じ語順で、動詞が文の最後に来ます。
例:私は(S)猫を(O)食べる(V)→ chia abus feim

膠着語としての構造

ちこ語は膠着語です。語幹の形は変わらず、後ろに接辞をくっつけていくことで意味や文法的役割を表します。
接辞を付ける順番は決まっています:① アスペクト → ② 時制 → ③ 名詞化 → ④ 格変化
例:taom(着る)+ is(過去)+ ik(名詞化)+ a(主格)→ taomisika(着たことは)

格変化

名詞・代名詞・形容詞は、文中での役割に応じて語尾が変化します(格変化)。
重要なルール:形容詞は修飾する名詞と同じ格変化をとります。
例:美しい光を → reiparus lumus(reipar も lum も両方 +us)
格の名前日本語の助詞接辞
主格〜は・〜が(主語)+ avair + a → vaira(神が)
対格〜を(直接目的語)+ usab + us → abus(猫を)
属格〜の(所属・所有)+ osvair + os → vairos(神の)
与格〜に(間接目的語)+ ihaij + i → haiji(村に)
造格〜で・〜により(手段・道具)+ eweip + e → weipe(水で)
引用格〜と(思う・言う)+ omuren + o → mureno(丸いと)NEW
処格〜において(は)+ iurisKyot + iuris → Kyotiuris
奪格〜から+ reakhaij + reak → haijreak
到達格〜まで+ amuhaij + amu → haijamu
限定〜のみ・だけ+ fetun + fet → unfet(一つだけ)
添加〜も・でも+ ajuchi + aju → chiaju(私も)

時制・アスペクト

時制は「いつの出来事か」を表します。アスペクトは「動作が進行中か・完了したか」を表します。
アスペクトは時制より前に付きます(接辞順:①アスペクト → ②時制)。
例:愛していた → viam + wa(進行)+ is(過去)→ viamwais
意味接辞備考
現在(基本形)viam(愛する)何も付けない
過去形+ isviamis(愛した)
未来形+ yviamy(愛するだろう)
進行・反復+ waviamwa(愛している)アスペクト
進行+過去+ waisviamwais(愛していた)wa + is の合成
完了+ javiamja(愛し終えた)アスペクト
完了+過去+ jaisviamjais(愛し終えていた)ja + is の合成

動詞の派生接辞

動詞の語幹にハイフン付きの接辞をくっつけることで、可能・受け身・意志の意味を表せます。
意味接辞日本語
可能(〜できる)-kavfeim-kav食べられる(できる)NEW
受け身(〜される)-pasfeim-pas食べられる(される)NEW
意志・勧誘(〜しよう)-volfeim-vol食べようNEW

※ 可能(-kav)と受け身(-pas)は日本語では「〜られる」が共通するため混同しやすいですが、ちこ語では接辞で明確に区別します。

名詞化・複数形・その他接辞

動詞や形容詞を名詞として使いたいとき、語幹に ik を付けます。複数形は er です。
意味接辞
名詞化(〜すること)ikviamik(愛すること)
名詞化(〜もの)ip特殊な名詞化
複数形erhomer(人々)
否定(〜ない)exi-exi-wonk(いない)
強調bon-bon-viam(強く愛する)
〜的な-jo'rvair-jo'r(神的な)
〜とき(形式名詞)oukpiakouk(日のとき)
〜したいarakdiakarak(取りたい)
〜以外・他egudkusegud(男以外)

接続詞・接続助詞・句読点

接続詞は独立した単語として語と語の間に置きます。接続助詞(-epa・-e など)は語にくっつけて使います。eutro(〜ながら)は同時進行を表し、前後の動詞はどちらも基本形のままです。
日本語ちこ語独立/くっつける例・備考
だから・ので・から(理由)rei独立chiaa abus feim rei vaira wonk(私は猫を食べるから神がいる)
しかし・でも・けど(逆接)nweri独立文と文の間に置く
〜ては・では-epaくっつける語幹の後ろに付ける。例:viamepa(愛しては)
〜て(イ音便・連用)-eくっつける動詞の連用形的な接続。例:feim-e(食べて)
〜ながら(同時進行)eutro独立動詞 + eutro + 動詞。例:dovel eutro rok(啼きながら飛ぶ)NEW
するとteip独立文頭に置く
そして・また(加えて)peno独立文と文の間に置く
〜や(並列)fei独立名詞と名詞をつなぐ。例:vaira fei homa(神や人が)
なぜならばpurinsu独立文頭に置く
〜と(接続・引用)fo独立「する」と組み合わせると「fo-ronke」(〜として)になる
〜としてfo-ronke独立fo(と)+ ronke(するの連用形的形)の複合
、(読点),
。(句点).

副助詞・格助詞の独立/くっつけ一覧

ちこ語の助詞には独立して使うもの語幹にくっつけて使うものがあります。くっつけるものは前に - をつけて表記します。
日本語ちこ語種別
〜は・が(主格)aくっつける(語尾)vair + a → vaira
〜を(対格)usくっつける(語尾)ab + us → abus
〜の(属格)osくっつける(語尾)vair + os → vairos
〜に(与格)iくっつける(語尾)haij + i → haiji
〜で(造格)eくっつける(語尾)weip + e → weipe
〜と(引用格)oくっつける(語尾)muren + o → mureno(丸いと)
〜において(は)-iurisくっつけるKyot + iuris → Kyotiuris
さらに主格 a を付けると「においては」の意味:Kyotiurisa
〜からreak独立haij reak(村から)
〜まで-amuくっつけるhaij + amu → haijamu
〜も・でも・にも-ajuくっつけるchi + aju → chiaju(私も)
〜のみ・だけ-fetくっつけるun + fet → unfet(一つだけ)
〜以外・他-egudくっつけるkus + egud → kusegud(男以外)
〜や(並列)fei独立vair fei hom(神や人)

固有名詞の扱い

人名・地名などの固有名詞は [ ] で囲んで入力すると、自動でローマ字変換・全大文字で出力されます。
格変化が続く場合は ハイフン(-) でつないで表示されます。独立して使う助詞(reak など)はスペース区切りのままです。
入力例出力備考
[ちこ]はCHIKO-a主格。- でつなぐ
[ちこ]をCHIKO-us対格
[ちこ]においてはCHIKO-iurisaiuris + a はそのままくっつく
[ちこ]からCHIKO reakreak は独立助詞のためスペース区切り
[ラシュウモン]のRASHOUMON-osカタカナも変換
[Chiko]がCHIKO-aアルファベット入力もそのまま大文字に

aiz- と raip の使い分け

「新しい」を表す語は2つあります。
ちこ語用法
今までにない・新しい(形容詞)raip単独で形容詞として使うraipa vair(新しい神が)
新しい(接頭辞型)aiz-名詞の前に直接くっつけて「新たな〜」の意味を作るaiz-ofi'ruk(新たな世界)

接辞の複合:具体例で読む

接辞は ① アスペクト → ② 時制 → ③ 名詞化 → ④ 格変化 の順に積み重ねます。以下の例で流れを確認してください。
日本語分解ちこ語
着たことはtaom(着る)+ is(過去)+ ik(名詞化)+ a(主格)taomisika
愛していたことをviam(愛する)+ wais(進行+過去)+ ik(名詞化)+ us(対格)viamwaisikus
生き終えたことがreitiv(生きる)+ ja(完了)+ ik(名詞化)+ a(主格)reitivjaikа
食べられること(可能・名詞化)feim(食べる)+ -kav(可能)+ ik(名詞化)feim-kavik
神たちをvair(神)+ er(複数)+ us(対格)vairerus
神的なものをvair(神)+ -jo'r(〜的な)+ us(対格)vair-jo'rus

単語作成のルール

語尾のルール
名詞・形容詞・動詞の語尾は子音で終わらせる。
母音で始まる接辞(格変化など)をくっつけるためです。
副詞・接続詞は基本母音で終わらせる。
表記のルール
くっつけて使う接辞は前に-をつけて表記。
伸ばす音は'で表記(例:fori'nque'r)。
アルファベットの組み合わせは既存の言語を参考にしない。

ハイフンの使い分け:
名詞・動詞の語幹は子音で終わる。接辞が母音で始まる場合はそのままくっつける(例:viam + is → viamis)。接辞が子音で始まる場合は境界を明示するためハイフンを付ける(例:vair + -jo'r → vair-jo'r)。
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名詞

日本語ちこ語
人類・人間・人hom
ab
twink
宇宙areiz
fat
nait
親・原因him
子供・結果hum
風・姿の見えないものvar
光・目標lum
水・何にでもなれるものweip
火・広がるものkaifar
道・道標pat
vair
世界ofi'ruk
warp
sat
get NEW
召使い・下人verap
par
kus
ket
fokl
地震ronk
火事kaig
飢饉・飢餓vour
災害・災いzient
年・年度jeis
幸せ・幸福feris
家族・家nous
様子・有様nidep
記録・文書sudor
太陽・日piak
鴉・カラスbef
丸・円muras
よう(状態の移行)ravet
ありがたいguronk
◯の人・住人ha'm
間違いを犯した・馬鹿meisut
無事aient
箔・すだれrivar
沢山・多くのlupof
鴟尾shibi NEW
まわり・周囲hupib NEW
venuy NEW
夕焼けwauf NEW
胡麻tibok NEW
日本語ちこ語
王・王様emp
旅・穏やかな冒険wer
町・村haij
laq
人生・生涯que'r
暴力vorent
成長iyan
自然・緑zam
調和・平和fuup
友人・変えがたいものsukom
名前mein
研究poik
発表ponk
rout
wab
gol
bol
木・樹木bin
gig
teor
お金・料金kinot
修理fikus
習慣・決まりdebort
丹塗りweab
fori'n
ものyoun
一・1un
二・2an
三・3in
四・4en
五・5kun
六・6san
七・7pun
八・8men
九・9fon
零・0ru'n

動詞

日本語ちこ語
食べるfeim
生きるreitiv
寝るperin
着るtaom
死ぬ・消えるziw
愛するviam
揺れるbowing
行く・向かうteik
帰るsaren
喋る・話すteof
過ごすweist
怒るheri't
決めるraid
与えるpour
止まるster
続くrest
待つkouj
衰えるbat
壊す・砕くporeit
付くpotted
啼く・鳴くdovel NEW
飛ぶrok NEW
撒くmapuk NEW
日本語ちこ語
重ねるyebuf
売るbair
気にするfam
騙すvurat
盗むfobug
取る・持つdiak
来るfut
棄てる・捨てるaiw
思うsindr
考えるkunib
変わるturip
集まるdiopark
出るjoud
見る・見えるhunk
なぞるhamik
なる・起こったnar
終わるvionar
するyonk
いるwonk
あるdeir
です・だ・であるest

形容詞

「〜く」形も同じ語幹で扱います。例:丸く → muren として格変化させる

日本語ちこ語
可愛いtiam
美しいreipar
早いrap
悲しいsar
長いians
新しいraip
醜いverip
多いcas
広い・大きいmupeir
高いgiban NEW
赤いsorm NEW
日本語ちこ語
狭い・小さいriepum
丸いmuren
強いank
古いant
良いmarup
悪いveik
近いwaset
遠いpioset
駄目だ(形容動詞)go
嫌だ(形容動詞)benko

副詞・代名詞・感動詞

日本語ちこ語
とても・強調してati
もう〜yungu
すでにeluto
少しsungu
なぜ・何故perin
なぜならばpurinsu
あとuti
〜などbunt
元々donb
また(もう一度)nen
いくつかroj
全て・誰でもaip
特に・ことにanke NEW
はっきりkuja NEW
必ず・絶対guik
日本語ちこ語
chi
彼女ket
vent
君(カジュアルな二人称)ain
あなた(フォーマルな二人称)ein NEW
俺(カジュアルな一人称)eret
どこgeak
このro
そのpo
あのho
どのzo
とある・どこにでもあるirita
〜や(並列)fei
こんにちはnyai

羅生門 翻訳記録

原文ちこ語訳
昼間見ると、その鴉が何羽となく輪を描いて、高い鴟尾のまわりを啼きながら、飛びまわっている。 Piaka joudwa-ouki hunkfo, po rojos befa murasus hamik-e, gibanos shibios hupibus dovel eutro rokwa.
ことに、門の上の空が、夕焼けで赤くなる時に、その空が胡麻を撒いたようにはっきりと見えた。 Anke, warpos getos venuya, waufe sorm nar ouki, po venuya tibokus mapukis raveti kuja fo hunkis.
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羅生門 — ちこ語訳

芥川龍之介「羅生門」(1915年)をちこ語に翻訳したものです。原文・ちこ語訳・直訳を並べて読めます。
原文 ちこ語訳 直訳
ある日の暮方の事である。 Irita wauhos raimos-ouk estis. ある日の暮れ方のときでした。
一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。 Unos verapa Rashoumonos sate para sterikus koujis. 一人の下人が羅生門の下で雨が止むことを待っていた。
広い門の下には、この男のほかに誰もいない。 Mupeiros warpos satepa ro kusa unos hom estis. 広い門の下では、この男は一つの人でした。
ただ、所々丹塗の剥げた、大きな円柱に、蟋蟀が一匹とまっている。 Weaba sungu ziwis, mupeiri mureni fokli, unos Kirigirisa wonk. 丹塗りが少し消えた、大きく丸い柱に、一つのキリギリスがいる。
羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、もう二三人はありそうなものである。 Rashoumona Suzakuooji deir rei, ro kusos-egudi-aju, para sterikus koujwa Ichimegasa fei Momiebosha, uti anos inos homa wonky. 羅生門が朱雀大路にあるので、この男の他にも、雨が止むことを待っている市女笠や揉烏帽子が、あと二つ三つの人がいるだろう。
それが、この男のほかには誰もいない。 Nweri, ro kusos-egudi homa exi-wonk. しかし、この男の他に人はいない。
何故かと云うと、この二三年、京都には、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか云う災がつづいて起った。 Purinsu, ro anos inos jeis, Kyot-iurisa, ronka fei anka vara fei kaiga fei voura buntos zienta rest naris. 何故ならば、この二つ三つの年、京都においては、地震や強い風や火事や飢饉などの災いが続いて起こった。
そこで洛中のさびれ方は一通りではない。 Rakuchuos batikos nidepa exi-un-fet-epa. 洛中の衰えることの有様は一つだけではない。
旧記によると、仏像や仏具を打砕いて、その丹がついたり、金銀の箔がついたりした木を、路ばたにつみ重ねて、薪の料に売っていたと云う事である。 Antepa sudorepa, Btuzou fei Butugus poreit-e, po waba pottedik fei, gol fei bolos rivara pottedis binus, patos gigi yebufe, teoros kinot fo-ronke bairis. 古い記録では、仏像や仏具を砕いて、その丹がつくことや、金や銀の箔がついた木を、道の端に重ねることによって、薪の料金として売っていた。
洛中がその始末であるから、羅生門の修理などは、元より誰も捨てて顧る者がなかった。 Rakusshua po nidep rei, Rashoumonos fikus bunta, donb fam homa exi-wonkis. 洛中がその有様だから、羅生門の修理などは、元々気にする人がいなかった。
するとその荒れ果てたのをよい事にして、狐狸が棲む。 Teip po batikus marupiki, vurat hom bunt, veika homa wonkiki nar. するとその衰えていることを良いことに、騙す人など、悪い人がいることになる。
盗人が棲む。 Fobug homa wonkiki nar. 盗む人がいることになる。
とうとうしまいには、引取り手のない死人を、この門へ持って来て、棄てて行くと云う習慣さえ出来た。 Yungu vionar, diak-arak homa exi-wonk ziwis homus, ro warp diak-e, fut-e, aiw debort bunt nar. もう終わりには、取りたい人がいない死んだ人を、この門へ持って来て、捨てる習慣などが出来た。
そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、この門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。 Piaka wonk nar-ouki, aipo homa benko-e verip fo sindr-e, ro warpos pioseti exi-teik fo naris. 日(太陽)がいなくなるときに、全ての人は嫌で醜いと思って、この門の近くに行かないとなった。
その代りまた鴉がどこからか、たくさん集って来た。 Turipisika, nen befa geak reak lupof diopark-e, futis. 変わったことは、また鴉がどこから沢山集まって、来た。
昼間見ると、その鴉が何羽となく輪を描いて、高い鴟尾のまわりを啼きながら、飛びまわっている。 Piaka joudwa-ouki hunkfo, po rojos befa murasus hamik-e, gibanos shibios hupibus dovel eutro rokwa. 日が出ているときに見ると、そのいくつかの鴉が丸をなぞって、高い鴟尾の周囲を啼きながら、飛んでいる。
ことに、門の上の空が、夕焼けであかくなる時には、それが胡麻をまいたようにはっきり見えた。 Anke, warpos getos venuya, waufe sorm nar ouki, po venuya tibokus mapukis raveti kuja fo hunkis. 特に、門の上の空が、夕焼けで赤くなる時に、その空が胡麻を撒いたようにはっきりと見えた。

全文

ちこ語

RASHOUMON

Irita wauhos raimos-ouk estis. Unos verapa Rashoumonos sate para sterikus koujis. Mupeiros warpos satepa ro kusa unos hom estis. Weaba sungu ziwis, mupeiri mureni fokli, unos Kirigirisa wonk. Rashoumona Suzakuooji deir rei, ro kusos-egudi-aju, para sterikus koujwa Ichimegasa fei Momiebosha, uti anos inos homa wonky. Nweri, ro kusos-egudi homa exi-wonk. Purinsu, ro anos inos jeis, Kyot-iurisa, ronka fei anka vara fei kaiga fei voura buntos zienta rest naris. Rakuchuos batikos nidepa exi-un-fet-epa. Antepa sudorepa, Btuzou fei Butugus poreit-e, po waba pottedik fei, gol fei bolos rivara pottedis binus, patos gigi yebufe, teoros kinot fo-ronke bairis. Rakusshua po nidep rei, Rashoumonos fikus bunta, donb fam homa exi-wonkis. Teip po batikus marupiki, vurat hom bunt, veika homa wonkiki nar. Fobug homa wonkiki nar. Yungu vionar, diak-arak homa exi-wonk ziwis homus, ro warp diak-e, fut-e, aiw debort bunt nar. Piaka wonk nar-ouki, aipo homa benko-e verip fo sindr-e, ro warpos pioseti exi-teik fo naris. Turipisika, nen befa geak reak lupof diopark-e, futis.

Piaka joudwa-ouki hunkfo, po rojos befa murasus hamik-e, gibanos shibios hupibus dovel eutro rokwa. Anke, warpos getos venuya, waufe sorm nar ouki, po venuya tibokus mapukis raveti kuja fo hunkis.

日本語原文

羅生門

ある日の暮方の事である。 一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。 広い門の下には、この男のほかに誰もいない。 ただ、所々丹塗の剥げた、大きな円柱に、蟋蟀が一匹とまっている。 羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、もう二三人はありそうなものである。 それが、この男のほかには誰もいない。 何故かと云うと、この二三年、京都には、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか云う災わざわいがつづいて起った。 そこで洛中のさびれ方は一通りではない。 旧記によると、仏像や仏具を打砕いて、その丹にがついたり、金銀の箔がついたりした木を、路ばたにつみ重ねて、薪の料に売っていたと云う事である。 洛中がその始末であるから、羅生門の修理などは、元より誰も捨てて顧る者がなかった。 するとその荒れ果てたのをよい事にして、狐狸が棲む。 盗人が棲む。 とうとうしまいには、引取り手のない死人を、この門へ持って来て、棄てて行くと云う習慣さえ出来た。 そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、この門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。 その代りまた鴉からすがどこからか、たくさん集って来た。

昼間見ると、その鴉が何羽となく輪を描いて、高い鴟尾のまわりを啼きながら、飛びまわっている。 ことに、門の上の空が、夕焼けであかくなる時には、それが胡麻をまいたようにはっきり見えた。
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